和の心得

 貝ご飯の前哨戦『たこめし』

東京の老舗料亭の御主人が“貝ご飯”をつくるコツを披露していた。数種類の貝にそれぞれ別の下処理を施しベストな旨みを引き出すのだという。 春が旬である貝類はこれからが最盛期だが、数種類集めるとなるとそうカンタンにはいかないだろう。もう少し時間のあ…

 まったり連発『鉄人豆腐』

同じ“まったり”でも昨日のウニとは違いコチラはいたって健康テキな食品、そう“豆腐”なのである。 春の兆しがアチコチで顕れ始めたとはいえやはりまだ三月に入ったばかりで、一昨日は雪まで積もる気候である。まだまだ鍋料理なども充分に欲しくなる夕食なので…

 コレが原点か『吉田のうどん』@白須うどん

昨日は前夜がものすごい風雨だったのでお天気はダメだろう…とボクはすっかり思い込んでいた。ところが陽が昇ると雨は上がり風も止み、ベランダに一服しに出てみれば暖かな空気が流れているではないか。 車検も終えて絶好調になったメガーヌ君に乗ってドコカ…

 茹でイカの「石垣島ラー油」あえ

お〜りと〜り! 石垣の方言で“いらっしゃいませ ”のイミだ。 山口県の蒲鉾を送ってくれた友人はこんなモノも一緒に添えてくれていた。石垣島でちょっと有名なラー油らしいがボクは初めて見聞きする食品で「そんなに辛くないらしい」というコトくらいしか事前…

 山口県独特の製法『焼き抜き蒲鉾』

“カマボコといえば小田原…”とキメてかかっていたボクだったが、先月行われたMJ新年会で「山口の某カマボコが旨い」という話題が出て「喰いたい喰いたい♪」と大サワギした卑しき呑み介に心優しき友人は購入に奔走してくれた。 宅配便の小包を開封すると意外に…

 ぷっくり絶品大粒牡蠣『もちかき』

アブナイところだった。ハイソ系スーパーで見つけて購入してあったのだが、チルドルームに入れっ放しでウッカリ忘れていたのよ。 消費期限はこの日まで…加熱するなら問題はないのだろうが、やっぱりナマで食べたいしね。 すっかりココロの準備もなかったので…

 ワサビ醤油でいただく『和風ステーキ』

近年は街ナカの焼肉屋でも“ワサビ醤油”で肉を食べさせる店が出現しているが、十数年前はちょっと珍しい存在だったのではないか。 友人に誘われて品川の小さなフランス料理店に行ったのは昭和かまだ平成になったばかりのコロだと記憶している。 ソコで振舞わ…

 ポン酢かゴマだれか『とんしゃぶ』

メガーヌは二度目の車検を迎えた。昨日は入庫のためにルノー静岡南の整備工場に連れて行っていくつかの項目をお伝えしてきた。 時々なのではあるがガツンとしたシフトショックがあることやロードノイズが若干大きく感ずるようになったこと、テールレンズ内の…

 季節はずれの『塩さんま』

スーパーの鮮魚コーナーには年が明けても生さんまがトロ箱に氷詰めされて売ってはいるので、秋ほどではないにしろ漁は続いているのだろう。 先日も一尾¥90程度の価格で並んでいたのでグラリとキてはいたのだが、よく考えると冷凍の“塩さんま”を購入してスト…

 春の予感『牡蠣とアヲヤギ』

貝類の旬は春と云われているが、年も明ければ春の予感に活発な動きを始めている貝たちなのである。 牡蠣は晩秋のころから最盛期を迎え存分にその旨みを楽しませてもらったが“あをやぎ”は今月に入ってから急にその姿を見るコトが多くなった。昨日もスーパーの…

 ジツは初めてだった『手巻き寿司』

あの“阪神淡路大震災”から14年を迎える今日、平成7年のこの日早朝に起きた不幸な天災によって多くの人々が命を落とし、残された方々も辛い日々を強いられる事になった。 たまたま知り合った友人が神戸に多くお住まいになっておられるので、風化してしまいが…

 暖まったよ『なべやきうどん』

昨日は寒かった。思ったより気温は低くはないのだが、風が冷たいせいか体感温度が違ったものになっていたのだろう。 ストーブは点けっぱなしになっているのにナゼかこうシンシンと冷え込んでゆくような感覚があるのは、建物の壁や床のウラ側が冷え切ってしま…

 二日目はやっぱり御節料理だった

毎年使う磁器製の重箱に今年の出番はなかった。メンドーだったからというワケでもなく入れるモノがなかったからという理由ではないが、家族も少人数だしヒトが訪ねてくるヨテーもないので「お重に入れるイミないじゃん」ってな具合でその工程はスルーしてし…

 お正月は「カニ」なのだ

残念ながら年末に手に入れられなかった活きガニだが、ソノ替わりにズ太いタラバガニの脚を購入してきた。 店頭では“浜茹で”などと札が貼られてはいるその冷凍カニはアラスカの海の上でスチームと急速冷凍をかけられたタラバガニだろう。近海で漁獲されたもの…

 年越しは「しゃぶしゃぶ」で

◆ ◇ ◆ ◇ ◆ 平素は“とんしゃぶ”主体の当家ではあるが年越しのご馳走くらい牛肉でヤリましょーと云うコトで、ちょっとフンパツした大晦日なのであった。 ゴマだれはあまり好まない当家ではポン酢醤油に刻みネギとかんずりというシンプルなスタイルがココ数年の…

 ハタハタの煮つけ

♪秋田名物八森ハタハタ、男鹿で男鹿ブリコ♪アーソレソレ♪能代春慶、桧山納豆、大館曲げわっぱぁ〜♪ 秋田音頭のトップに出てくるくらい名物のハタハタである。江戸の将軍様への献上品としても慶長年鑑にも記載されている秋田の代表テキ産物ではあるが、乱獲や…

 縞ホッケの開き

そのムカシは決して評価が高かった魚ではないが、冷蔵冷凍技術の発達とともに居酒屋メニューにさえ不可欠な存在となってしまったホッケの開きなのだ。 比較的近海で漁獲される真ホッケはカサゴ目アイナメ科の魚で、縞ホッケはその深場派なのである。身離れ骨…

 鶏手羽元のこっくり煮

だいたいヒトの食べてるモノが旨そうに見えてスグに欲しがるよくないクセは、もう生涯直らないだろうし今更矯正しようとは思わないが… ソレでも身の回りのカンケーだけならまだしもってコトもあるのだが、テレビのCMは始末が悪い。一番オイシソーな部分をセ…

 その翌日は質素なお茶漬を

今週末はトンでもないものを食べに行くヨテーなので、過剰な食事摂取のオツリはきっちり清算しておかなければならないのである。 日曜日ののランチに食したカレーはその後甚大な影響を及ぼし、お楽しみタイムの夕食時となっても一向にハラが減らず結局はアリ…

 東西の海の幸

友人が心をこめて作ってくれた惣菜を昼食に食べた。特に珍しい料理でもなくごくフツーのオカズなのだが、なぜか母が作ったものと同じ味がするような気がして心が躍った。 タラコの生姜煮…確かに小さいコロはよく食べた気がする。 母君は某国営企業の製紙工場…

 鶏の胡椒鍋

ホットでスパイシーな鍋と云えば韓国や中国の唐辛子系料理が近年流行しているが、どっこい和食にもあるのだよ。 胡椒鍋というネーミングからヒリヒリを想像する方も多いのではないか。ところがコイツは意外にフツーの鍋に近い存在なのね。 ただしちょっと加…

 ヤリイカ姿寿司と津久井の新酒  

Tom-Zさんが案内してくれたのは創業が弘化元年というから今から160年以上昔から造り酒屋を営んでいると云う久保田酒造さんなのだ。 一般道から販売所に入る道も新酒の幟旗が立っていなければまず見つけるコトはできないだろうというホド山あいの目立たない場…

 琵琶湖の幸  

母君がご学友と滋賀・大津に旅行に出掛けた。どこぞの寺社巡りとは言っていたが、ナニも知らない無責任な息子も土産だけは喜んで頂戴してくるワケなのだ。 1990年代の後半から琵琶湖の水産資源には異変が起きているようだ。水質の劣化や肉食の外来魚の増加な…

 塩引き鮭とイクラ丼

世界遺産となり今まで以上に多くの観光客が訪れるようになった知床、その漁業基地であるウトロから今年も鮭が届いた。 母方の親戚が二軒あり、毎年この時期になると塩引きの鮭をイクラとともに静岡に届けてくれるのは有難いコトである。冷凍技術の発達してい…

 中途ハンパな「おでん」

霜月もわずかを残して間もなく師走となる。ソレこそ早朝には霜も降りて冷え込みが強くなってゆくこの季節には“おでん”も恋しくなるものだ。 本当はおでんのタネを専門店に出向いて購入すべきなのではあるが、ナカナカにそーゆー時間も持ち合わせない…などと…

 北海コガネで「じゃがバタwith函館イカ塩辛」

釧路に住んでいた高校生のころはちょっと風変わりな朝食が時々当家の食卓にのぼったものだ。 今では考えられないコトだが朝から「じゃがバタ」なのである、しかもそれオンリー。飲み物は牛乳をたっぷりと…というなかなかにカントリーな食事なのだが、思いだ…

 玉ねぎヌキでもムリヤリ『肉じゃが』  

およそ玉ねぎの入っていない肉じゃがなど想像もつかないのではあるが、ナイものはナイのであって仕方がない。 うっかり玉ねぎを切らしていた。そういえば先日酢豚を作った時に全部使って、その後買い物に行ってもうっかり忘れていたのだ。 国産牛肩モモバラ…

 選り米『おばこの匠』味わい編  

炊飯器から立ち昇る湯気の色さえ違うのである…なんてコトがあるワケはないのだが、いつもとは全く違ういい香りがリビングに満たされているのは間違いのない真実なのだ。 炊きあがりメロディーが流れると矢も楯もたまらず開けて見たくなったのよ。ウ〜ム、ス…

 選り米『おばこの匠』到着編

昨日の朝食は前夜の残りモノ…とはいっても泣く子も黙るスキヤキなのだ。いや今どきのコドモは残り物かよ〜とバカにして泣きやまないかもしれないが、とにかくこの美味さを知ってしまうとすき焼を二度も楽しめるのだから断然イーのだ。 冷たくなって脂が浮い…

 牛肉ゲットで『すき焼』  

地元のガス会社が年に一度催す感謝祭は会場にガス器具などの住宅機器が並び大商談会の様相を呈しているが、いちおーお祭りなので無料のドリンクやスナックもあり親子連れなどで賑わっているのだ。 やはり地元のJAも協賛しているのだろうか農産物もテント販売…